最近豊川の河川敷に「アユイング」ってのぼり旗が立っているのを見ました。ググると「ルアーによる鮎釣り」と言う事です。ただ、私が子供の時に親から聞いた話ですと、豊川って「友釣り」以外は禁止されているので不思議に感じました。
今日、たまたま、河川敷で声をかけられた鮎釣りの人と話したら、今年(2023年)からルアーが解禁されたとのことでした。あとでググると正式名称は「鮎ルアー釣り(リール竿)」と言う事です。
豊川上漁業協同組合 | (toyogawakami.com)
鮎釣りがルアーで出来るという事はブラックバスなどのゲームフィッシングを楽しんでいる人にも鮎釣りが広まりそうですがいろいろ問題はあります。
まず、鮎釣りをするには遊漁券が必要です。豊川ですと一日券は2000円とのことです。現場の監視員に見つかってから買うと3000円です。遊園地でいう年間パスみたいなものは1万円です。これは無料で出来るバスフィッシングと比べると痛いくらい高いです。と言っても遊園地の年間パスより安いのでお得かもしれません。
次の問題は、友釣りとルアー釣りとスタイルが違いすぎる問題です。ストレートに言うと、友釣りの人はルアーフィッシングをウザがっています。理由は頻繁にキャスティングすることです。その時の音でアユが驚くので友釣りの人の迷惑になるわけです。ちなみに友釣りは一度水の中に入れたらおとり鮎が泳ぐのでほとんど入れっぱなしです。
友釣りをやっている人も他のアウトドアスポーツと同様にローカル意識が高いので、知らない人がルアーで釣りをすることは嫌がる要因でもあります。 立ち話をした人の話では、ルアーで釣る場合は先に釣りをしている人に断ったうえで行ったほうが良いとのことでした。ちょっと排他的な感じがしますが、川に入るための通路の草刈りや道の整備もローカルがやっているので従うのが当然かもしれません。
鮎釣りがルアーで出来るというのはオープンになった感じがしますが、昔から友釣りを楽しんでいた人には遊び場を荒らされるという感覚はあるかもしれません。そのため、他のルアーフィッシングをやっている人が、気軽に鮎ルアー(アユイング)を楽しめると考えないほうが良いかもです。 まずは現場を見て誰もいないポイントで楽しんでみて下さい。
これがアユイング用ルアーです。